1人で悩まず歯医者さんへ!口臭の仕組みを理解せよ

嗅覚を刺激するものとは

皆さんは、季節特有の匂いを感じたことはありませんか?

 

雨や雪が降る前にも、独特の香りを感じる人もいるようです。

 

私たちは、鼻を通じて匂いを嗅ぎとっていることはご存知の通りです。

 

鼻の穴から入った空気は、鼻腔の天井にある嗅細胞を刺激します。
嗅細胞の表面には多数の繊毛が生えており、
これに触れた分子が反応して匂いという信号を脳へと送るのです。

 

匂いの信号が送られる部分は、記憶や感情の制御と深く関係しているため、
香りによる思い出のフラッシュバックが発生することがあります。

 

嗅覚が最も鋭いのは、起床したときです。
夕方になるにつれて鈍感になっていきます。

 

空腹時に、いつもより嗅覚が敏感になった気はしませんか?
実験の結果、それが事実であるということが証明されています。

 

嗅覚の特徴は個人差が大きく、
訓練によってさらに識別能力を発展できる点です。

 

一方で、非常に順応性が高く、いつも同じ匂いを嗅いでいると、慣れが生じます。
人間が自分の体臭に鈍感なのはそのためです。
口臭は、体臭の中でも順応しやすい匂いになります。

 

スメルハラスメントという言葉が誕生したことからもわかるように、
最近では口臭に対して厳しい目が向けられています。

 

「自分は大丈夫だろうか」と不安に駆られて、
口臭対策グッズを買いに走る人も少なくありません。

 

そうしたグッズの中には、匂いの上塗りをするだけで、
根本的な口臭原因に対処出来ていないものも多いのです。

 

口臭のメカニズムを正しく理解することが、
爽やかな息を手に入れるためには不可欠なのです。
 

どんな匂いが臭いのか

嫌な匂いの表現として「腐った卵のような」という言葉がよく使われます。
また、生ごみの匂いも人を不快にさせる匂いの代表です。

 

これらは、揮発性硫黄化合物、通称VSCといわれる物質が原因になります。
口臭の主成分はVSCなので、人々が忌避するのも当然なのです。

 

その他にも、酸っぱい匂いを生む揮発性有機物や、
おならのような匂いのもとであるスカトールといった物質が口臭を構成しています。

 

口臭を発生させるのは、口腔内に存在する細菌です。
食品の残りカスは、細菌の栄養源となりVSCが作り出されます。

 

また、新陳代謝によって剥がれた舌や頬の粘膜を
細菌がエサとすることもあります。

 

就寝中は、口腔内の粘膜が剥がれ落ちやすいため、
起床時の口臭は強くなるのです。

 

口臭には、セルフケアで改善出来るものと、そうでないものが存在します。
疾患を伴った口臭は、いくら口を綺麗にしても意味がありません。
例として、鼻や口、喉の炎症や癌などが挙げられます。

 

内臓に異常があるときも、口臭が強くなるので注意しましょう。
口臭に悩んでいた患者が精密検査をした結果、
癌がみつかったという症例も確認されているのです。
 

 

心の持ち様によって口臭が変化することもあります。
ストレスが溜まり、心と身体が緊張状態に陥ると、唾液の分泌量が減少します。
唾液には、細菌の働きを抑制する力があるため、緊張すると口臭が酷くなるのです。
口臭の気にし過ぎも、このような現象を招きます。

 

口から匂いがするのは、生理現象だからしょうがない。
割り切った気持ちで生活をしていると、
自然に口臭が収まってくることもあるのです。

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